昨年末完成、いよいよ今年お披露目の賃貸マンションは、印象的なエントランスを!という思いからプランニングしました。
右手、シューズボックス背面はシックな“ランタンタイル”のパターン。写真でも立体感があり、タイル貼りのように見えますが、実は壁紙です。正面壁、天井のグレイッシュなブルーと扉奥のマスタードイエローは、塗装です。最近、DIYが人気なこともあり、手軽に壁紙の上から塗れる塗料が増えました。そして今回は、光触媒による消臭機能が高く、色も自由に選べる新しい塗料を、特注色でオーダーしました。
賃貸物件では、①ローコスト(最も重要!) ②印象に残る空間づくり ③他にはない付加価値 をつくることが大事な要素ですが、ここで大きな差を生み出すのが、「インテリアコーデネートによる色の組み合わせ」だと私は考えています。床、扉、シューズボックス、壁紙。今回もどれをとっても、特別に高価な素材は使っていません。ただ、その組み合わせを一工夫するだけで、かなり違いが出てきます。
想像してください。この部屋が、もし全て白の壁紙だったら、どうなっていたでしょう??
新年、オーナー様とお話する機会があったのですが、お知り合いの方に部屋を見せたところ、まず皆さまが玄関で「あっ!!凄い!」と驚かれるとのこと。とても嬉しかったです。賃貸物件は“第一印象”が重要ですから。
いよいよお披露目です。この部屋が、一日も早く素敵な方とご縁がありますよう、願っています!(菜インテリアスタイリング インテリアデコレーター/尾田 恵)