2017年12月1日号 室内装飾新聞

  • 2017.12.06
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「JAPANTEX2017にて」

 

先日開催の「JAPANTEX2017」。私にとって3回目となるセミナープログラムに参加させていただきました。今回のテーマは「インテリアから考える有機EL照明の可能性」。
山形県産業技術振興機構の島田氏、パイオニアの尾越氏と共に有機EL照明の未来について語る内容でした。
私は今「インテリア健康学」という新しい分野に取り組み、医療と連携したインテリアデザインを進めています。
そんな中で出会ったのが、有機EL照明でした。通称OLEDは、面で発光するため光源として人に優しい。太陽光に近く色が自然に見えるなどLEDと比較して違った魅力を持つ光源です。
私はその特性が生活環境の中でこれからどのように活用出来るのか、未来の照明計画の選択肢の一つとして可能性を感じています。
セミナーの中で、有機EL照明実例の一つとして、あるきっかけで関わった昭和女子大学環境デザイン科、学園祭の企画展について紹介しました。
有機EL照明と写真展、タイトルは「キリトル」。伊豆大島の風景を独自の感性でキリトリ、より優しく、よりリアルに魅せたい。そのために新光源OLEDを使ってみたい!
という学生からの相談に、㈱カネカ、パイオニア㈱、菜インテリアスタイリングが協力した企画展でした。軽くて薄い特徴を活かして、紙に貼り付け天井から吊り下げる。
海岸から拾ってきた石の色を限りなくリアルに再現する。発光面のスクエア形状を展示コンセプトのデザイン「キリトル」と絡めて魅せる。
新光源の特性を見事に使いこなし、学生ならではの素晴らしい発想力、アイデア、感性でまとめられた展示でした。実際、たった二日で1000人を超える来場があったとのこと。
まさにこの教室が彼女たちの新たな可能性につながる空間になったと感じました。
今までの分野に何かがプラスされると、新しい発見や進化につながります。今回の経験を通じ、新しい光源、若い世代、インテリアの未来が益々楽しみになりました。

 

2017年12月1日号 室内装飾新聞 インテリアトレンド情報に掲載
*尾田恵のインテリアトレンドレポート/月1回連載中

室内装飾新聞12月号

 

 

 

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